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オーバーツーリズムな京都のGW

京都について オーバーツーリズムな京都のGW

オーバーツーリズムとは?

オーバーツーリズムとは、観光客が増えすぎたことにより、様々な問題が発生し、その地に暮らす人々や自然環境、生態系、景観などに悪影響を及ぼしている状況のことです。この言葉は、2016年にアメリカの旅行業界向けメディア「Skift(スキフト)」によって生み出されました。

オバーツーリズムの原因

円安の影響

円安の追い風をうけ、世界中から多くの訪日客が訪れるだけでなく、海外旅行を避けた日本人観光客も京都を旅行先に選ぶゴールデンウィークになりました。外国からの3月の訪日客数は308万1600人で、新型コロナ流行前の2019年同月を11.6%上回っています。

SNSの普及

SNSの普及により、世界中に情報が拡散されやすくなりました。人気のyoutuberやInstagramerが紹介したと場所やお店には視聴者(観光客)が殺到することも大きな要因のひとつ。特に若年層は紙媒体であるガイドブックではなく、インターネットの口コミやサイトから、飲食店やホテル、そして観光地の情報を得る時代に。

民泊サービスの登場

民泊サービスとは一般の民家などに安価で宿泊することができ、現地ならではの生活空間を楽しむことができるもの。一泊2500円前後で泊まることができるため、ホテルの半額以下でステイすることができる。そのため、インドネシア、タイ、ベトナムなど、アジアの新興国観光客も民泊を利用し手軽に訪日し始めている。

オーバーツーリズムの問題点

住環境トラブル

京都には歴史ある神社仏閣、日本を代表とする建造物や世界遺産がたくさんあります。それゆえ、多くの観光客が来ることで、「観光公害」とも呼ばれており、「〇〇市の橋周辺」や「春の〇〇府の寺院」など、特定の場所や季節で観光客が殺到し、ゴミ放棄・騒音・公害・近隣住民とのトラブルなど、住環境への懸念があげられます。

経済的損失

観光客がもたらす経済効果は確かに大きいですが、経済的損失も同時におこります。観光客向け施設の整備には、想定外の経費がかかります。ごみ処理費用の増加や安全対策、道路の整備などは自治体や地域社会を圧迫する可能性があります。

オーバーツーリズムの対処法

対処法として観光税を徴収することが挙げられています。京都市では現在、1人当たり1泊2万円未満で200円、2万円以上5万円未満で500円、5万円以上で1000円の宿泊税を課税。宿泊税の引き上げや観光税を徴収することによって、受け入れ環境の整備や京都の文化的遺産の魅力保全に、大いにつながるかもしれません。


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